筋トレって本当に痩せるの?
ダイエットには筋トレした方が痩せるとよく言われています。ウォーキングやジョギングなどを行ってもカロリーを消費できるのはその場限りなのに対して、筋トレで筋肉を増やせば基礎代謝が上がることで寝ていてもカロリーを消費できるから、というわけです。
しかし筋トレは思っているほど痩せる運動ではありません。もちろん筋トレをしている時にはカロリーを消費し、この観点からは痩せると言えるでしょう。
だけどいくら筋トレが激しい運動であり消費カロリーが大きかったとしても、「バーベルトレーニングを10セット行う」などと運動風景を想像すれば、休憩時間がほとんどだと言えるでしょう。筋トレはセット間の休憩時間が多ければカロリーをあまり多く消費しないのです。
筋トレのダイエット効果においての核心部分ですが、筋トレでは基礎代謝はほとんど上がりません。なぜなら筋トレで筋肉を1kg増やすことに成功しても、基礎代謝は13kcalしか増えないからです。
13kcalといえば、飴1つ分くらいのカロリーです。これくらいの消費カロリーが増えても痩せやすい体質になったとは言えないのではないでしょうか。
また、筋トレをして増える筋肉の量も思ったほど多くはありません。ごく一般的な人が筋トレを行うことで増える筋肉量は1日7gと言われています。毎日必死で筋トレしても、1年間に増える筋肉の量は2.55kgにすぎないのです。
2.55kgの筋肉が増えても、基礎代謝は33kcalしか上がらないのです。