食事制限は食事量を戻すとまた太るから無意味では?
食事制限で目標体重を達成した後、食事量を戻すとまた太るのなら、食事制限をする意味がないのではないか…。このような疑問を感じたことはないでしょうか。しかし正しい食事制限を行えばこういった問題はうまく解決できます。
間違った食事制限の方法は、急激に体重を落とすやり方です。例えば3日間の断食を行って3日だけで5キロ体重を落とすというような場合です。このような急激な体重の落とし方を行うと、必ずリバウンドします。
リバウンドとはダイエットで落とした体重がダイエット後に元に戻るか、ダイエット前以上に増えてしまう現象を言います。
正しい食事制限の方法とは、緩やかに体重を減らすことです。体重を緩やかに減らすことで、リバウンドする可能性を減らすことができます。
なぜ緩やかな体重の減らし方をするとリバウンドしにくくなるのかと言うと、人間の体は現在の体重を維持しようとする機能が備わっているからです。
3日で5キロなど急激に体重を減らすと、5キロの体重を減らす前の状態が正常な体重であると体が認識しているので、体の防御反応がまた5キロ体重を増やして元の体重に戻すように働きます。
逆に緩やかに体重を減らしていく場合、「ゆっくり減らしていくその場その場の体重が現在の正常な体重である」と体に認識させながら体重を減らせます。だから、緩やかに体重を落としていくほど、リバウンドの危険性が減っていくわけです。
1か月に落としてよい最大の体重は、現在の体重の5%が限界だと言われています。この1か月5%以内のペースを守って、ゆっくり食事制限をしていきましょう。