空腹時に甘いものを食べると太る?
空腹時に甘いものを食べると吸収されやすく太る、という内容を見かけます。空腹の時に甘いものを食べると本当に太るのでしょうか?
まず一点明確にしておくべきことですが、甘いものをいつ食べようと吸収されるカロリーは全く同じです。空腹時に食べてもお腹がいっぱいの時に食べても、甘いものにカロリーが100kcalあれば、体に吸収されるのはどちらの場合も100kcalです。
甘いものを食べるなら、むしろ空腹時に食べた方がダイエットにはプラスでしょう。なぜなら空腹を我慢していてもストレスがたまるので、同じ食べると決まっているなら食後のデザートとして食べるより空腹時に食べた方がダイエットにはよい結果を生むのです。
あるいは、食事の直前に甘いものを食べるとよいでしょう。甘いものを食べると血糖値が上がります。血糖値が上がれば食欲が減少するので、その後の食事でご飯をおかわりすることなく満腹感を得られるからです。
食後のデザートとして甘いものを食べるのは、ダイエットにとってかなりマイナスです。典型的な太りやすい甘い物の食べ方と言えるでしょう。
よく甘いものは別腹と言いますが、食事をして満腹感を感じている時をあえて選んで食べる必要はないのです。満腹感を感じるだけのカロリーをすでに摂取しているのでこれ以上食べなくても飢えを感じないのに、さらに別腹と言って余分にカロリーを摂取する必要はないわけです。
ダイエットの原則はカロリーコントロールです。太るか痩せるかの体のしくみははっきり言ってこれしかありません。同じ甘いものを食べるなら、食欲を抑えるための道具として賢く活用した方がダイエットを成功させやすいのです。